不正行為を見破るには

在宅ワーク募集を騙った詐欺

ほとんどの違法な在宅ワーク募集型詐欺手口は、未経験者に非現実的な賃金体系を設けていたり、詳細を公表する前に支払いを求めるなどの特徴があるため、それを見極めることで回避できます。 ただし、このような詐欺手口の中には、不正行為と特定するのがより困難で、思わぬ落とし穴にはまり被害に合うケースも存在します。 特定された不正行為の例をご紹介します。

  1. 人件費・給与(または他の小切手)処理担当者: この職種を悪用した詐欺的手口では、給与明細または小切手やマネーオーダーなどの印刷に関与します。 詐欺行為者は小切手作成ソフトウェアを提供、または、その購入を依頼し、UPS(または競合他社)のアカウント・ナンバーを提供、または、取得するよう依頼します。 同様に、詐欺行為者は小切手の印刷時に使用する銀行口座番号、デジタル署名、名前や住所の一覧、支払い金額を用意していることもあります。 不正な小切手はその後、商品を売りに出した人物に送付されます。 それを受け取った人(売主)は小切手を現金化するよう求められます。売主が依頼した当初の額より多い金額が書かれているのもよくある手口です。詐欺行為者は商品とともに、小切手に多く記入されていた差額の返還を求めます。 小切手はのちに、銀行から不正小切手として返却されます。
  2. ミステリーショッピング: 合法的なミステリーショッピングの買い物客は、店で買い物をしたあと、その店(または第三者)に買い物についてのフィードバックを残します。 このタイプの職を悪用した詐欺的手口では「ミステリショッパー(の仕事を委託された人)」に小切手またはマネーオーダー経由で送金されたお金を使用して買い物をするよう促します。そして、のちに、それが詐欺行為であったことが発覚するのです。 このケースでは、ときに「ミステリーショップ」から第三者(Western Unionなど)へ、金額の一部を送金するよう指示されることもあります。
  3. 返品処理担当者: この職種の詐欺的手口では、パートタイムで、ある企業の顧客から貨物を受け取り、それを処理するよう委託されます。 ときに電気製品であったり、子供用のアクセサリーや自動車の部品など、さまざまです。 雇い主は受託者に荷物を検査し、再梱包して別の場所へ商品を送付するなど、「返品処理マネージャー」からの指示に従って処理するよう指示します。 初期費用はかからない場合もあり、この職に必要なすべての支給品が注文および送付されます。 連絡ははじめのうちはEメールで行われます。

不正な小切手またはマネーオーダー

時間や場所を問わず、誰もが、どのようなものでも購入できるとこいうことは、全世界の人々にはかり知れない機会をもたらします。 ところが、常に正しいことのためにこれらを活用しようと考えない人もいます。 不正利用の一例として、オンライン広告や詐欺的な人材募集などへの応答に、偽造の小切手やマネーオーダーを送付するものがあります。 配達手段と荷物の中身の合法性はまったく別物であることにご留意ください。

予期しない小切手またはマネーオーダーを受け取ったら、まず、詐欺ではないかと疑ってかかるべきです。 また、予期した額よりも多い金額の小切手またはマネーオーダーを受け取った場合も、特に注意を払うことをおすすめします。 Eメールで換金や預金を依頼し、その一部をWestern Unionやその他の手段で返金するよう求められるケースがあります。 詐欺師の使う手口には、その額の一部(決して多額とは言えない額)を手数料として受け取るよう促しながら、元の小切手自体が偽ものということもあります。 銀行でさえ、最初は小切手またはおマネーオーダーが合法であると信じる場合があり、結果的に、後になってその持ち主であるお客様に、支払義務が生じることになります。

UPSの名前やブランドを騙った偽造ウェブサイト

昔は、巧妙な詐欺師には「正直者の顔」が欠かせませんでした。 しかし、現在の犯罪者たちは、合法的に見えるウェブサイトやEメールだけで、詐欺行為が成り立ちます。

UPSではお客様を守るため、UPSブランドの不正使用がないか定期的にインターネットを巡回しています。 UPSでは知的所有権(商標、著作権、特許、業務機密)の不正使用や無認可の使用をモニターし、何らかの問題が検出され次第、対処します。 不正ウェブサイトの中には合法的なUPSのウェブサイトに酷似したものがありますので、十分にご注意ください。 正規のウェブサイトにアクセスするために、他のソースに埋め込まれたリンクではなく、「ups.com」をご使用ください。

不正なウェブサイトの例を見る

UPSの名前またはブランドを不正に使用した電話、テキストメッセージ、手紙、FAX、その他の通信

不正なウェブサイトやEメールのほかに、詐欺師は個人情報を集めるために、電話、テキストメッセージ、Fax、手紙、その他の通信手段を悪用する場合があります。 これらの偽装通信はUPSに関係のない第三者による不正行為と言えます。 UPSを装った不正なコミュニケーションでは、未配達の荷物があるとお伝えする場合があります。 このようなお知らせでは一般的に個人情報を聞き出そうとしたり、荷物の受け取り前に支払いを依頼したり、個人情報やUPSインボイスのコピーを提出させてアカウント情報を更新する必要があるとお伝えする場合があります。 テキストメッセージ内にあるリンクには、マルウェアや不正なウェブサイトへの直接のリンクが含まれている可能性があります。

UPSが荷物についてお客様にご連絡する際は常に、UPSの担当者より、ウェブサイトで確認可能なトラッキング・ナンバーをお知らせいたします。 また、UPSはサービスやキャンペーンのお知らせなどの目的でお客様に連絡を差し上げる場合があります。ただし、通話相手の指示に従う前に、電話番号を確認してかけ直すなど、安全対策をとることも是非ご一考ください。

かかってきた電話に不審な点があった場合は、通話相手に氏名を確認し、該当する電話番号にかけ直すことをお勧めします。 テキストの有効性がわからない場合は、ウイルスが含まれている可能性があるため、リンクをクリックまたは選択したり、添付ファイルを開いたりしないでください。

テキストメッセージの例を見る
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UPSの名前やブランドを使用したスパム、フィッシング、Eメール詐欺

不正なEメールにはさまざまな書式が使われます。このようなメールはUPSとは関係のない、第三者による違法行為です。 これらの「フィッシング」または「スプーフィング」とみなされるEメールメッセージは、より一般化し、企業のブランド、色、他の法的なただし書きなどを使い、あたかも合法的なメッセージのように見せかけている場合があります。 次に示すような一般的な詐欺の手口を知り、自分自身を守るようにしてください。

UPSではお客様からご要望がない限り、お支払い情報、個人情報、財務情報、口座番号、ID、パスワード、インボイスのコピーなどを、特に、商品の輸送やサービスの代わりに、電子メールや郵便、電話、Faxなどでおたずねすることはありません。 UPSでは不正行為が原因で生じた損害について一切の責任を負いかねます。 詐欺メールは信頼できるソースから送信されたように見えますが、本当の送信者はインターネットヘッダーで確認できます(メールヘッダーとは異なります)。 インターネットヘッダーは、Eメール内で確認できますが、確認方法は、使用するEメールシステムよって異なります。 たとえば、Microsoft Outlookでは、Eメールを別のウィンドウで開き、「ファイル」タブをクリックして「プロパティ」を選択することで確認できます。 インターネットヘッダーは、ウィンドウの下部にあるボックスに表示されます
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不正なレターやEメール、フィッシングをしかけようとする行為に気付き、それらを見抜くことが、盗用やその他の犯罪から身を守るために大変重要です。 一般的な不正なEメールの特徴を次に示します。

注: UPSより送付する合法的なメールには、ups.comおよびupsemail.comなど複数のURLがあります。

正当なUPSからの連絡の中には、「epackage」リンクが記載されたEメールでお知らせが届くことがあります。 これらのメッセージは、機密情報を取り扱うために保護を強化したもので、関連するリンクは常に https://ftp2.ups.com で始まります。

詐欺メールは信頼できるソースから送信されたように見えますが、本当の送信者はインターネットヘッダーで確認できます(メールヘッダーとは異なります)。 インターネットヘッダーは、Eメール内で確認できますが、確認方法は、使用するEメールシステムよって異なります。 たとえば、Microsoft Outlookでは、Eメールを別のウィンドウで開き、「ファイル」タブをクリックして「プロパティ」を選択することで確認できます。 インターネットヘッダーは、ウィンドウの下部にあるボックスに表示されます