ある検査機関のスタッフがUPS Healthcare™のロジスティクス支援を得て業務を改善し、検査所要時間を短縮し、カスタムのヘルスケアソリューションによりビジネスを成長させた事例をご覧ください。
「何か問題が生じると、いつもUPSヘルスケアが対応をしてくれます。これは競争相手に対する差別要因になっています。我々が問題に気づいて対処するよりも前に、UPSが把握しているケースがよくありました。」
マイジェネティックス(現ライフタイム・サイエンシズ)は、成長に伴う問題を抱える小規模のラボでした。検体の配送にばらつきがあり、到着が遅すぎることもありました。大手のラボのように、早朝配達を実現する予算的な力量はありません。そのため、競合他社と比べて不利な立場にありました。医師が検査結果を受け取るのが遅くなれば、患者が自分の健康状態を知り、必要な治療計画に着手するのも遅くなります。
マイジェネティックスは、到着する検体の数や送り主を知る可視化にも欠けていたため、翌日業務の人員配置を前もって決めるのが困難でした。また送り主が検査ステータスを確認する場合、効果的な顧客サービスを提供するのが困難でした。
UPSヘルスケアは、マイジェネティックスによる貨物到着プロセス見直しを支援しました。この計画の中核となったのは、マイジェネティックと顧客が使用していた手書きの貨物運送状を自動化し、ラベル化することでした。
優先レーン出荷サービスを利用することで、マイジェネティックの積送品はすぐに識別され、通常の貨物コンベアから仕分けされ、早朝配達に回されます。
UPSの最新技術により、マイジェネティックは詳細なトラッキング能力も手に入れました。例えば、到着する検体積送品の数量や送り主が分かるのです。
こうした検査機関のロジスティクスソリューションの結果、ラベル付けが容易になり、可視性や柔軟性が向上し、MyGenetxは顧客に対して自動出荷処理ができるようになりました。可視化が改善されたことで、オペレーション効率も向上しました。なぜなら、可視化の改善によって、日々の到着検体を予測して適正な人員配置をする能力も向上するからです。
さらに重要なこととして、輸送時間が短縮され、医療従事者とその患者への検査時間も短縮できるようになりました。当然ながら、顧客サービスのレベルも格段に上がりました。同社は、市場で大きな優位性を手にしました。
この時期に同社は、毎週1,500件の検査を行っていたのが、毎週20か所で10,000件の検体を扱えるようになり、事業の持続的成長期を迎えました。